漢字検定2級に合格 その勉強法
私はよく小説を読み、特に芥川賞や直木賞などの賞を受賞した本を読みます。そのような小説の中には、「読めるけど書けない漢字」や「普段使わないような熟語」が出てきて、これらがきっかけで漢検の受験を決めました。
まずは合格することを体験したかったので、対称漢字が「高校卒業・大学・一般程度」である2級を受験することにしました。
そこで、「赤チェックシート付 漢字検定2級[頻出度順]問題集 (高橋の漢検シリーズ)
」を購入しました。
赤チェックシート付 漢字検定2級[頻出度順]問題集 (高橋の漢検シリーズ)
- 作者: 資格試験対策研究会
- 出版社/メーカー: 高橋書店
- 発売日: 2017/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この参考書を購入したのが2018年12月6日で、実際の試験が2019年2月3日でした。漢検2級を扱った記事はたくさんあり、短期間でも合格できることがよく書かれていましたが、せっかく受験料を払って受けるのだから一発で合格したくて早い時期から勉強を始めました。以下に私が行った各分野の勉強内容を軽くまとめます。
読み
普段から小説を読んでいるおかげで、漢字の読みにはあまり苦労はしませんでした。しかし、読めても意味のわからないものはその都度辞書などで調べて確認をしました。これによって、漢字字体の意味を知ることもあり、特に対義語・類義語の分野で役立ったように思います。
書き取り
この記事の最初に書いた様に「読めるけど書けない漢字」が多かったです。私は書けない漢字は裏紙などに書き取りをしていました。特に今まで間違って覚えていた漢字があり、例えば「募」の「力」を「刀」で覚えており、これらを覚えなおすことに苦労しました。また、煎餅の「煎」という漢字にように許容字体の方が覚えやすかったりする漢字などは調べて書き込みました。
四字熟語
2級の勉強で特に苦労したのがこの分野でした。なぜなら、日常生活で使わないようなものがとても多かったからです。これに関しては、試験では漢字の書き取りと四字熟語の意味が問われるので、地道に覚えていくしかありませんでした。上で紹介した参考書には巻末に頻出の四字熟語48選が載っていたので、試験前の確認では役に立ちました。
送りがな
この分野も多くは知っているものが多かったのですが、「紛らわしい」や「陥れる」といったものの送り仮名が間違っていたので、間違えたものはどうやって間違えたのかを参考書に書き込みました。
誤字訂正
書き取りの分野と同様に、違和感はあるけど正しい漢字がわからないものが多少あったので、正しい漢字の意味を覚えて理解をしやすくしました。例えば「漫」と「慢」の違いのような感じです。
対義語・類義語
与えられたひらがなの選択肢を漢字に直す問題ですが、この分野は語彙力の少なさがたたって漢字の書き取りに加えて熟語を覚えることにも時間を割きました。普段から新聞などの単語に関心を持つことが大切だと感じました。
同音・同訓異字
この分野は結局、書き取りができるか否かなので省略します。
部首
四字熟語とともに最も苦労した分野の一つです。普段漢字の部首に注意することは無いと思いますが、これが最後まで響きました。苦労した理由は大きく2つあり、1つ目はそもそも部首として知らないものがあったこと、2つ目はどこが部首になるのかで迷ったからです。これは例えば、「累」という漢字の部首が「糸」なのか「田」なのかといった感じです。この分野も参考書の巻末に頻出100選があったので、ここを重点的に覚え、過去問で出題されたものと併せてまとめていました。
熟語の構成
ここでは上でも書いた「漢字自体の意味」が役に立ちました。勉強をしていると漢字毎に「この漢字はこの選択肢」といったようなものがわかってくるのですが、漢字の意味を理解しているとこの作業がより効率よく行えた気がします。
これらを行い、最後の2週間ほどで過去問を行いました。
参考書に出てくる漢字も大切ですが、過去問に出てくる漢字が一番重要と考え、間違えたものを分野別にまとめて試験前などに見ていました。
やはり、最後まで「四字熟語」と「部首」は足を引っ張りました。なので、この2つは参考書の巻末資料と自分の間違えた問題のリストを使って最後までこまめに確認していました。
以上の勉強を行い、画像のように合格することができました。
この記事が何かのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。